ドラァグクイーン大集結!ビッグパーティ「UneeQ」で、美の心得を聞いてきました(前編)

ドラァグクイーン大集結!ビッグパーティ「UneeQ」で、美の心得を聞いてきました(前編)

去る11月3日、大阪で、ドラァグクイーンの祭典「UneeQ」というクラブイベントが開催されました。

全国津々浦々から集結したドラァグクイーン(※)は、“出演者だけ”で45名! 

 

(※ドラァグクイーン/女装家など、各人の意志などにより細かく分かれることがありますが、初心者向けの記事なので一律で「ドラァグクイーン」「クイーン」「女装(くだけ表現)」といった表記とさせていただきます)

 

普通に「遊びにきた」クイーンの皆さんも全国から大集合。

DJタイム中もショータイム中はもちろんのこと、

右を見ても

左を見ても

 

会場をうろうろしていても、どこかしらにクイーンが絶対に視界に入る、

VRではない、リアル・ドラァグクイーン360°状態。

 

ガチで一瞬たりとも眼を離すことができない、ああどうして瞬きとかしちゃうのかな私の眼って…と思うような「心の撮れ高」満載の、まさに日本のドラァグクイーン史に名を残す伝説の一夜となりました。

 

そのパーティの模様は…公式Instagramにまとまっているので、ぜひチェックしてください!

 

キニナルコスメ編集部は、そんな「UneeQ」に潜入、濃密な夜のぎっしり詰まったタイムテーブルの合間を縫って、出演/非出演問わず、何人ものクイーンの皆さんにお時間をいただいて(ご協力ありがとうございました)、皆さんの「美へのこだわり」を教えてもらいました。

 

ポイントやテクニック、トレンドを教えてくれた人。心構えを教えてくれた人。勢いだけで答えてくれた人(?)など、様々なクイーンの皆さんの「美」への秘密、ぜひ嗅ぎ取ってみてください。

各地から集結したクイーンの美、その秘密は…(おりぃぶぅさん/プリズムさん/ベランダ チリトリスさん/小夜子さん)

まずは会場に華を添えていた4名のクイーンさんに、お話を聞いてみました。

「今日は東京からドラァグクイーンの皆さんのサインをもらいに来ました」と現代の御朱印ブームの一歩先を行く「おりぃぶぅ」さん。

 ▲皆さんサインあるんですね…!
(ちなみにサインをしているのはクラブで会うと一番アガる(わたし調べ)大先輩系クイーン、「レイチェル・ダムール」さんです)

イベントのテーマカラーと同じレッドのお着物が印象的! 気になるメイクのコンセプトは「誰にも似ていないこと」とキッパリ。
そんなおりぃぶぅさんは毎週月〜木、新宿二丁目Aisotope loungeの「クイーンズラウンジ」で会うことができます!占いなんかもしてもらえるかも…?

 

お二人目は東京から来場の「プリズム」さん。2017年12月デビューとクイーン歴は「若手」に分類される彼女ですが、東京でも様々なパーティで活躍されています。

 
「今日はすごい“外国人っぽさ”を意識していて、蔦が男を絡め取る……そんな感じです」

最近よく聞く「女装好き男性」をその蔦で絡め取っているところを想像してしまいそうですね?

実は「UneeQに呼ばれた人は花、呼ばれないあたしは雑草」というちょっとしたマレフィセント的コンセプトもあったのだそうです!(原稿確認により判明) 

大丈夫!20年続ければきっといろんなところに呼ばれます!

 

もう一人、こちらも大型新人系、ド迫力のボディ&メイクなベランダ チリトリスさん。

人気のむちむち男子が突然クイーンに転身(しかし最初から出来上がりすぎ)、というニュージェネレーション感溢れる彼女、その美のポイントは?

 
「あー!ポイント!?顔がでかいので、シャドウとコントゥアリングをしっかりして〜、また、もともと目も小さいので、眼を大きく描くようにしています! このまつ毛も、すごくでかいのをアメリカから個人輸入しています!」

自信のありそうな完成形からは想像もできない弱点(?)解消メイクなんですね。ベラチリさん(愛称)には渋谷PARCOの地下1階、Campy!barで会えたりしそうな予感です!

 

数年前に生まれた「野良女装」というクイーン界のサードウェーブ(?)立役者のひとりである小夜子さんも、東京から駆けつけていました。

  

「私はベースメイクっていうか、メイクする以前にスキンケアをすごい心がけてて…肌質を改善しようと、基礎化粧品の方にこだわっています。すごくいい石鹸があって……その石鹸だけで洗って…あとは化粧水だけです」

ー女優っぽい回答! もしかしてその石鹸は……例のオーガニッククレイソープでは?

「それです!シンプルケアで済んじゃうんですよね。あれでいろいろやりすぎると私は逆にニキビとか出ちゃうんで……」

女装ウォッチャー(私です)のいるキニナルコスメでももちろんその名は轟いております、というか買いました。一時は品薄すぎて転売ヤーまで現れたというウワサのオーガニッククレイソープですね! 
現在は在庫も安定してきているようで、コスメ企画室エリカさん、(または魔女との契約によって得られる)ので、ぜひチェックしてみてください。そのうち取材もさせていただきたいです(私信)。

圧巻のパフォーマンスを見せたクイーンたちの美へのこだわり(ピーニャ・ニーニャさん/ISUZU THE GREATさん/バブリーナさん&ナナ・ヴィクトリアさん)

さて、ここからは出演者の皆さんをキャッチアップ!
幕間にお時間もらっているため、サクサクしているところがありますがご了承ください!(言い訳)

まずは、まさに「リップシンク・フォー・ユア・ライフ」という言葉がふさわしい圧巻のショウを見せてくれ、観客を沸かせた東京のクイーン・ピーニャ・ニーニャさん。
 


実は大阪では初舞台だったとのことですが、普段のショウタイムの「おいしい部分」をぎゅっと濃縮したメドレーで、完璧に爪痕を残されていました。

気になるメイクのポイントは「眉つぶしとハイライト」とのこと。週末の二丁目に行くと、路上でディップをかます彼女に出会うことができるかもしれませんよ。もちろんハッシュタグ「#PINANINA」もチェック!
 

リル・グランビッチさん・しま枝さんと「SiLI」というユニットでの華やかでコケティッシュなショウを見せてくれた ISUZU THE GREATさん。

「自分に合うメイクをやってたらこうなっていた」というISUZUさん。

プロレス好きな一面を持ち、今回の「バックに流れるムービーに合わせて名前を呼ばれたクイーンにピンスポが当たる」という(かなり仰天の)オープニング演出のアイディアも彼女がプロレスの選手紹介映像を参考にして挙げたから……と、裏方の方に伺いました。
▲名前が呼ばれるとピンスポバッチリ当たるんですよ
順番位置完全にランダム 裏方さんもすごい


お次は、安室奈美恵オンリーイベント「AMR」で活躍されているバブリーナさんと、ナナ・ヴィクトリアさん。

今回は「Wink」(?)として、大阪の名所(ライトな万博公園や心斎橋から、ハードコアみのある西成/飛田新地まで…)を網羅した映像ショウからの本人登場で、場を笑いに包んでいました。

 
さて、そんなお二人の美のポイントは…?

バブリーナさん(以下「バブ」):あー、メイクのポイントは、ある男の娘さんが…

前回の話(←併せて読んでみてね♡)からしていただいてありがとうございます。でも違う話でお願いします♡

バブ:今日はドラァグクイーンの皆さんがいっぱい来てるんですけども、私達(メイクが)薄いんで、皆さんにがっかりされてます。でも、それを狙ってます。
ナナ・ヴィクトリアさん(以下「ナナ」):日本の携帯と一緒で、日本の女装(ドラァグクイーン)ってすごいガラパゴスだと思うんです!
バブ:あ、いいこと言った!
ナナ:いろんな派生したドラァグクイーンがいて、こういう薄いメイクのドラァグクイーンもいいと思うんです。あたしもともとドラァグクイーンっぽいメイクをしてたんですけど…
バブ:そうそう、キングボンビーみたいだったの!(笑)
ナナ:バブさんと知り合った時に「いまの流行りは『薄塗り』よ!」 って言われて今のメイクになりました。その頃薄塗りは、マツコ(デラックス)さんとバブがやってたよね?
バブ:ええ、その流れをまだ引きずってます。今はまたドラァグクイーンブームが来てるんで、あえてそれにまた反してる感じで…
ナナ:あ、ポイントとしてはあえての今年の流行りのテラコッタ色とか入れてます。
バブ:なんで嘘つくのアンタ。

ほぼ音声をそのまま起こしたのですが「どもありがっと!」という声が聞こえてきそうな見事な掛け合いを、こんなところでも発揮されていました。

ドラァグクイーンのトレンドを掴みつつも、あえて我を通す心意気…続けるということは尊いことです。

ちなみにバブリーナさんは昨今YouTuberとしての活動をはじめられました!!
こちらもチェック&チャンネル登録なぞしてみてくださいね!

▶バブリーナ YouTube
 

「個性」といかに向き合って生きていくか

冒頭でも言った通り、今回の記事では皆さんのことを「ドラァグクイーン」とくくっていますが、細分化した分類…のようなもの、も存在しています。

「女装家」や、●●系(「●●」には、任意の主戦場とするイベント・エリア・店名・番組名等が入ります)……違いの機微は一見してはわかりませんが、カテゴライズにはアイデンティティが付随するものなのです。

でも、どのジャンルに属して/またはどれにも属してなくても、共通しているのはどの人もそれぞれの「個性」と向き合ったうえで表現をしてきて今があるということ。
そう、「女王様」は誰もが一国一城の主なのです。

これって、女性だって同じですよね?
お姫様はいつか成長して女王様になります。「港区女子」とか言ったって、「オルチャンメイク」してたって、自分と同じ人は一人もいないんです!

そう! 個性を味方につけて生きましょう!

…と、まとまった感がめっちゃ出てしまったのですが、次回へ続きます。
ドラァグクイーンの皆さんの美の秘密、まだまだご紹介しますよ〜!

 

▶「UneeQ」公式Instagramはこちら
 

 
PROFILE
 
ライターM 二丁目歴20年越え老舗ゲイライター(老舗、はゲイにのみかかります)。スキンケアとUVカットだけは早いうちからはじめました。最近さまざまな大先輩から大なり小なり勧められる美容整形にはまだ手を出せておりません。
アカウント→@kininaru_cosme

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