ドラァグクイーン大集結!ビッグパーティ「UneeQ」で、美の心得を聞いてきました(後編)

ドラァグクイーン大集結!ビッグパーティ「UneeQ」で、美の心得を聞いてきました(後編)

大変!おまたせいたしました!!

全国のドラァグクイーンが大集合したクラブイベント「UneeQ」ビューティレポート後編です!

 

>前編はこちら

 

今回も様々なクイーンの皆さんの「美のポイント」をご覧ください!

クイーンたちの「マインドセット」の方法は?

後編一人目は、大阪注目の若手「雄大とかいてゆうた」(これは女装名なんでしょうか?)さん。
体がでかく、運動量が多く、一晩中踊っているほどの無限の体力が魅力の彼女ですが、どのような美のこだわりがあるのでしょうか。

「クイーンとしてのポイントは、アンダーヘアーを剃ることです

……はい?

アンダーヘアを剃ることです!!!(再)

……あ、アンダーヘアを……

「そうです!今日ちなみにアンダーヘアーを剃ってます! 気持ちはアンダーから!! (周囲の人に向かって)はい、雄大と書いて〜?(ゆうた〜!)」

自身のサウンドロゴ(?)まで一気にまくしたてどこかへ消えていかれました……。
「気持ちはアンダーから」というのはきっと第1チャクラ(股間のあたり)を強くすることで一晩中踊れるエナジーを蓄えている、とかそういうことなのかと思います。知らんけど(大阪で覚えてきた言葉です)。

お次は東京から、「エンジェル・ジャスコ」さん。今回は一人舞台で「聖母たちのララバイ」を堂々と演じきられていました。

 Photo by chum

メイク時には「『きれいになあれ、きれいになあれ、きれいになあれ!』って唱えながら筆を進めています」とのこと。自分を鼓舞するのはすべてのビューティの基本。
おまじない・祈り・魔法……なんでも味方につけて自分なりの綺麗を目指したいですね。

そして本記事トップクラス大御所クイーンのお一人、“関西の宝”とも呼ばれる「マダム・ココ」さん。今回のUneeQでは、“関西名物”のショウのひとつ、通称「ココロココ」のショウを、若手ドラァグクイーンを率いたスペシャルバージョンでお送りされていました。
 

「ポイント…やっぱり小顔に見えるようにかな?このウィッグからはみ出さないように」体型管理について気を遣っていると教えてくれました。
(本来レジェンドにこういった質問はすべきではありません でも、教えていただけてよかったです)
 

パーティが終わったあともビューティキープ!

さて、この後はフィナーレのショウ後のクイーンの皆さんに突撃!


パーティ終了後にキャッチしたのはフランスから来た「マキシム」さん。
自身もドラァグマニアで、「クラブで気合いの入ったおしゃれしてる人」から、クイーンとしてショウもこなすようになられた彼女。
 

「メイクのポイントはプライマー。下地です」

−確かに一晩でも崩れていないのは土台がしっかりしているからなのでしょうか。

「あとは髭がポイント。剃るのめんどくさいです。髭そると肌が敏感で腫れちゃうの。そして、ゲイなのに、レズビアンみたいな顔になっちゃうから(編注:女の子みたいな顔になっちゃう ということです)」

女性的な美しい顔立ちを、あえての髭で価値観を揺さぶるスタイル、まさにドラァグクイーン的な感性と言えますね。

お次は、「サーシャ・B・サバンナ」さんと、「リンタナ・ドール」さん。
海外セレブ感あふれるグラマラスなスタイル&メイクが素敵なお二人の今日のビューティポイントは?

サーシャ:ちょっと今日はおめかしして眉を本当に三億年ぶりくらいに潰してみました。いつも自眉なんです〜潰す眉がないので。
リンタナ・ドール:人を刺し殺せるほどの鋭利なアイラインかな。舐められないようにね。
サーシャ:舐められない?ああ、そうなんだ。

お化粧と衣装は「武装」。ストロングスタイルな自己表現、素敵です。

お次は大阪のクイーンお二人。
大阪きっての美女系ながら、コミックまで幅広く対応可能なセクシーお姉さん「OZ」さん。

 
「季節感と、あんまり人とかぶらないように…。
ドラァグクイーンらしいメイクにするとかえって目が小さくなったりするから、自分の顔に合ったメイクをしています。
ドラァグレースとか見てても、おしゃれだな・かっこいいな、って思う人はいるんですが、影響されないようにしていますね。先にその人達がいるからマネしてもしょうがないし…自分らしくいられればと思っています」

日本のクイーン文化にも大きな影響を与えたドラァグレースですが、意外と「見ていない」というクイーンさんもいるのです。「我」を貫くことの大切さを感じるエピソードですね。


最後は、「Robin E.McQueen」さん(「E」は“エレクトラ”だと今回初めて知りました)。
モノマネ芸人顔負けのそっくりショウやなりきりミュージカル、業界に衝撃を与えた「セクシー盆踊り」など、大阪の女装文化を牽引しているお一人。フライヤー制作からお神輿作りまで(?)と、私が知るドラァグクイーンさんの中でも一番「なんでもやっちゃう」人です。

今回はなんとマジックショウで人体切断を行い、なんと人体を切断したまま終わるという笑いの神が降りてきた瞬間を見せてくださいました。

「あくまで私の場合はだけど、メイクする時は表情が大事。あまり濃くしすぎると表情が伝わりにくくなるでしょ。だから表情が伝わるギリギリの濃さを探してる。あまり描きすぎると感情が顔に出なくなるんで。ちょうどいいところをいつも心がけています」

やはりすべてはパフォーマンス!という職人気質を感じますね。
2020年1/11にも「新春セクシー姫始め」というすごそうなイベントがあるので、その時期に大阪にいる人はぜひ関西の風を体感されてください。
 

「メイク」は、自己表現のひとつの手段

photo by chum

様々なクイーンの皆さんの美やメイクに関するこだわりを聞いてきましたが、何度となく出てきたのは「個性」「自分らしさ」という言葉でした。
ドラァグクイーンは、自己表現のひとつの手段。そしてメイクも同様です。
好きなところも、嫌いなところも受け入れて「自分」を表現していく戦い。
それこそが生きること、なのかもしれません。

皆さんもお化粧をしたりおしゃれをする時に、コンサバに寄せるだけではなく、少しでも自分らしいポイントを入れてみてはいかがですか?
気分も、人生も、いきいきと輝きだすかもしれませんよ!

 
PROFILE
 
ライターM 二丁目歴20年越え老舗ゲイライター(老舗、はゲイにのみかかります)。スキンケアとUVカットだけは早いうちからはじめました。最近さまざまな大先輩から大なり小なり勧められる美容整形にはまだ手を出せておりません。
アカウント→@kininaru_cosme

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